はじめに
こんにちは、coffeeka管理人です。
人生100年時代、働ける期間よりも働けない期間のほうが長くなりそうな未来が予想されますね。将来のために、自分が動かなくてもお金が働いてくれる仕組みの一つとして「投資」があると思います。
ですが実際に投資を始めてみよう!と思っても、難しい横文字や専門用語が多くて最初から挫折してしまったことはありませんか?
積ん読にして、まったく読まずに忘れられた本は数知れず。
どんなに簡単だと言われていても、文字をなめるばかりで全く頭に入ってきませんでした。
第5回までは投資の基礎についてご紹介をしてきました。
今回は投資を始める前に覚えておきたい心得5選をご紹介したいと思います。
どういう人が損をするのか?
投資市場に居続けるためにはどういったマインドが必要なのか?
病は気から、気の持ちようは行動を左右します。
市場に気持ちを左右されるのではなく、心穏やかにいられるように、数々の名言のうちの5つをご紹介します。
目次
- 市場が大きく動くときこそ冷静に
- 市場は予測できないものだ
- 右向け左
- 短期的な成果にこだわらない
- 自分を知ること
1.市場が大きく動く時こそ冷静に
The most important quality for an investor is temperament, not intellect.
ウォーレン・バフェット
”投資家にとって最も重要な資質は、知性ではなく、気質である”
市場の急な変動に直面すると、多くの投資家は恐怖やパニックに陥りやすくなります。
例えば、株価が急落したときにそれ以上の損を恐れてすぐに売却する(損切り)のは、恐怖による反応です。ですが、急落したときに怖がって売却をすることは、高い確率で不利益をもたらします。
市場が感情で動いても、それに振り回されず知性を持って対応することが重要です。
冷静な判断を保つために意識するべきことは2つあります。
⓵自分の投資計画に忠実であること
⓶事前に設定したリスク許容度を守ること
例え急落しても、急騰しても、一時の感情に流されないように心掛けましょう。
感情的な反応を避けることで、長期的な投資の成功率が高まります。
2.市場は予測できないものだ
More money is lost anticipating market corrections.
ピーター・リンチ
”市場の調整を予測することで、より多くのお金が失われる”
市場のタイミングを計ることは経験を積むことで得られるスキルかもしれません。しかし、正確に計ろうとし、頻繁に行おうとすると、お金の損失につながります。
現に、最も成功している投資家でさえ、市場のタイミングを正確に計ることはできないことからも導き出されます。
では、機関投資家でもなく、専業投資家でもない、一般人の私たちが市場のタイミングを計ることができるでしょうか?
「あの人が言っていたから」「テレビで注目株と紹介されていた」なども市場の動向の一つです。
この言葉に騙されずに、投資を決めることができますか?
入門者だからこそ、目先の動きに惑わされることなく
⓵自分の投資計画に忠実であること
⓶事前に設定したリスク許容度を守ること
を守ることが大切なのです。
市場の一時的な変動を恐れずに、計画的で冷静な行動を取ること、市場の動きに一喜一憂せず、安定した投資方針を守ることで、より良い成果を上げることができます。
3.右向け左
If you want to have a better performance than the crowd, you must do things differently from the crowd.
ジョン・テンプルトン
”大多数の人々と違うことをしなければ、高いパフォーマンスをあげることはできない”
入門者であれば特に、市場のトレンドや他人の意見に左右されることはよくありますが、それが必ずしも正しい投資判断につながるとは限りません。
市場が恐怖に駆られて売りが集中する時にこそ、冷静に価値ある投資機会を見つけ、評価損が出ているからと慌てて売らないこと。
逆に、熱狂的な市場に乗じて過度に楽観的にならないようにすることも大切です。自分の評価する株価よりも高いな、と感じたら利確することも大切な投資判断です。
利益が出た時こそ、往々にして手放すことができないからです。
「もっと株価が上がるかもしれない」と幻想を抱いて。
今が買いだ!と言われている時こそ、売るくらいの気概を持てるようになりましょう。
4.短期的な成果にこだわらない
If you aren’t willing to own a stock for ten years, don’t even think about owing it for ten minutes.
ウォーレン・バフェット
”10年間株を持てないなら、10分間すら株を持とうと考えてはいけない。”
入門期の投資家は、「株は変動が早くてすぐ上がるからお金持ちになれるんだ」と短期的な視点で見がちです。
しかし、本来投資は長期的な視点で行うべきものです。
株を保有すること=企業を買うこと
だからこそ、短期的な価格変動に一喜一憂せずに、長期的な目標を設定し、着実に資産を増やすことに専念する姿勢が求められます。
だって、その会社が存続し、利益を生み続けてくれると思って投資するんですから。
5.自分を知ること
The greatest enemy of a trader is himself.
ジェシー・リバモア
”投資家の最大の敵は自分である”
投資において「自分の性格とは?」を知っていることは非常に重要です。
自分がどのようなタイプの投資家であるか、どのような感情に影響を受けやすいかを理解することが、冷静な投資判断につながります。
例えば、リスクを許容できる人なのか、危ない橋は全く渡りたくない人なのか。
それだけでも投資手法は全く異なりますし、市場は大きく変動する時にどういった行動にでるかも異なります。
より効果的な投資行動を取るためにも、また、自分の気持ちが荒れないためにも、自分の感情を理解して、許容できる範囲で投資を行いましょう。
おわりに
今回は投資を始める前に覚えておきたい心得5選をご紹介しました。
どんなに著名な投資家でも、損をすることはあります。
なるべく損をしないためにどういった行動を起こすのか、何か大切なのか、それは一般投資家の私たちも変わりません。
自分を知ること
求めすぎないこと
手の届く範囲のことを大切にすること
市場に気持ちを左右されるのではなく、自分の判断で投資判断ができるように、始める前から心に留めておいてください。
それではまた次回/
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