【第5回】投資用語*投資に関する主な指標*

はじめに

こんにちは、coffeeka管理人です。
人生100年時代、働ける期間よりも働けない期間のほうが長くなりそうな未来が予想されますね。将来のために、自分が動かなくてもお金が働いてくれる仕組みの一つとして「投資」があると思います。

ですが実際に投資を始めてみよう!と思っても、難しい横文字や専門用語が多くて最初から挫折してしまったことはありませんか?
積ん読にして、まったく読まずに忘れられた本は数知れず。
どんなに簡単だと言われていても、文字をなめるばかりで全く頭に入ってきませんでした。

まずは「何を言っているのかぼんやり分かる」程度で構いません。
今回は投資に関する主な指標をご紹介します。

今の株価は適正なのか?適正な株価とはどのくらいなのか?
割安株の判断はどうやって見ればよいのか?

私が判断している基準、さまざまな本に書かれていた基準もご紹介したいと思います!

それでは早速、私が株投資をする際に使用している指標をご紹介します。

  1. PBR / 株価純資産倍率
    株価が1株当たり純資産(BPS)の何倍まで買われているかを示す指標です。
    1株当たり純資産(BPS)は、例えば会社が解散する際に、株主に分配される額が1株あたりいくらなのかを示しています。
    そのため、今の株価が会社の資産に対してどのくらいの評価をされているのか?割安か割高かの判断指標となります。
    2023年には東証がPBR1倍割れの企業に改善を要求したことでフォーカスされましたね。

    【計算式】
    PBR=株価/1株当たりの純資産(BPS)
      =時価総額÷純資産
      =ROE×PER

    【判断基準】
    PBRは1倍が底(株価と1株当たり純資産がイコールの状態)。
    1倍を切っている場合は割安ですが、あまり低すぎるのも注意が必要です。
    (私は0.7倍くらいまでは許容範囲としています。)

  2. PER / 株価収益率
    一口あたりの価値を表す指標で、株価を1株当たりの利益で割って(投資信託であれば総資産を総口数で割って)算出されます。
    そのため、PERは株価の妥当性をはかる指標とされています。
    株価が上がると価値が増し、下がると価値が下がりますが、「PERが高いのは成績がいいから」「PERが低いほうがこれから上がる可能性がある」とは言い切れないので注意が必要です。

    【計算式】
    PER=時価総額/純利益
      =株価/1株当たりの利益(EPS)

    【判断基準】
    業界によって平均的なPERが異なるので一概には言えないけれど、おおよそ15倍~20倍が目安
    それよりも小さければ割安、おおきければ割高と判定しています。

  3. ROE / 株主資本利益率
    企業の自己資本に対する利益の割合を示す指標です。純利益を自己資本割ってで算出します。
    ROEは株主が投資した資本がどれだけ効率的に利益を生み出しているかを評価しており、数値が高いほど資本効率が良いことを意味しています。
    企業の収益性を測る重要な指標であり、投資家が企業の経営状況を判断する際に使用しています。
    とはいえ、ROEが高ければ高いほど良いというわけでもないので、他の指標と併せて分析することが重要です。

    【計算方法】
    ROE=1株当たりの利益/1株当たりの株式資本
      =当期純利益/自己資本

    【判断基準】
    一般的に8%以上であれば優良とされています。
    かの有名なバフェット氏は10%以上を判断基準としているという記事を読んだことがあります。

  4. EBITDA / 有利子負債倍率
    企業の本業による収益力を評価する指標です。最近になって一般的になってきた指標でもあります。
    この利益は利息、税金、減価償却費、及び償却費を除いた利益を示します。(このあたりは簿記を勉強すると理解しやすいと思います。)
    EBITDAを使うことで、企業の業績を税や資本構造の違いから独立して比較することができます
    そのため、グローバル企業の評価をする際には欠かせない指標です。
    M&Aの際には必ずと言っていいほど登場してきて、よりキャッシュフローベースに近い利益指標であるEBITDAが大きいということは、キャッシュを多く獲得している企業であると判断できます。
    読み方は「イービッタ」「エビータ」「イービットディーエー」などいろいろあります。いつか定まってほしいですね。

    【計算方法】
    EBITDA=営業利益+減価償却費
        =経常利益+支払利息+減価償却費
        =税引前当期純利益+特別損益+支払利息+減価償却費
        =当期純利益+法人税等+特別損益+支払利息+減価償却費

    【判断基準】
    判断基準としてはEV/EBITDAを用います。(企業価値をEBITDAで割る)
    株などのサイトであればEV/EBITDAも示してくれていることがほとんどです。
    中央値は3.5倍~12.1倍
    10倍以下であれば適切と考えています。
おわりに

今回は代表的な指標をご紹介しました。
カタカナや英語、難しい漢字が並んで眠くなりそうですね。

株の取引サイトであればスクリーニングできるようになっています。
複数選択してスクリーニングもできますので、スクリーニングをして優良企業を見つけてみましょう!
また、口座はもっていないけれど指標は調べてみたいということであれば、バフェット・コードをおすすめします!
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それではまた次回/

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