【第4回】投資用語*投資信託と投資戦略*

はじめに

こんにちは、coffeeka管理人です。
人生100年時代、働ける期間よりも働けない期間のほうが長くなりそうな未来が予想されますね。将来のために、自分が動かなくてもお金が働いてくれる仕組みの一つとして「投資」があると思います。

ですが実際に投資を始めてみよう!と思っても、難しい横文字や専門用語が多くて最初から挫折してしまったことはありませんか?
積ん読にして、まったく読まずに忘れられた本は数知れず。
どんなに簡単だと言われていても、文字をなめるばかりで全く頭に入ってきませんでした。

まずは「何を言っているのかぼんやり分かる」程度で構いません。
今回はNISAで話題の投資信託と投資戦略に関する用語をご紹介します。
少しずつ用語を増やしていきましょう!

  • 投資信託の用語
  • 投資信託とETF
  • 投資戦略の用語

まずは投資信託について。

  1. 投資信託
    複数の投資家から資金を集め、その資金を専門家が株式や債券などに分散投資する金融商品です。個別株取引では、どの株を買えば良いのか?今勢いのあるジャンルはどこだろう?ということを自分で探し出して判断しなければいけません。(私は宝探しのようで好きですが人によると思います。)
    そこで、資産運用のプロが選んだ、多くの銘柄が含まれるパッケージを購入し、運用を任せることで、一度で多くの銘柄に投資することができます。宿泊のオールインクルーシブパッケージのようなものですね。
    投資信託協会の「そもそも投資とは?」にも分かりやすく図解されています。
  2. 基準価額(Net Asset Value, NAV)
    投資信託の一口あたりの価値を表す指標で、投資信託の総資産を総口数で割って算出されます。基準価額が上がると投資信託の価値が増し、下がると価値が下がりますが、「基準価額が高いのは運用成績がいいから」「基準価額が安いほうがこれから上がる可能性がある」とは言い切れないので注意が必要です。
    基準価額は基本的に1日1回更新され、投資信託の取引の申込みを締切った後に公表されるため、購入や売却の申込み時点では適用される基準価額は分かりません。(既存の投資家保護のためです。)
  3. 分配金
    投資信託が得た収益を投資家に分配するお金のことです。分配金は定期的に支払われることが多く、その受け取り方や時期は投資信託の種類によって異なります。
    また、そもそも分配金のない投資信託もあります。運用面や税金面でもメリットがあるので、分配金の有無も銘柄選びの一つの指標になります。
  4. 信託報酬
    投資信託を運用するための手数料で、投資家が支払うコストの一つです。銀行や証券会社などの販売会社と実際に運用をする運用会社、信託財産の管理を行う信託銀行などに支払う報酬です。
    実は、信託報酬は、投資信託を保有している間、日々支払っています。自動的に支払われているため支払いに気づいていないだけです。(税金のようですね)
    他にも発生する費用として、投資信託の購入時にかかる「購入時手数料」、解約する際にかかる「信託財産留保額」といった費用もありますが、そういった費用を負担しなくても良い銘柄もあります。
    そのため、信託報酬はどの投資信託でも必ず発生する費用と言えます。
    信託報酬の平均的な相場は、信託報酬の純資産総額に対して年率0.5%~2.5%程度です。

実際にどの投資信託を購入したら良いのか?
調べてみると「ETF」が良い!「eMaxis Slimが良い!」いや「VTIやVOOが良い!」という記事をよく目にすると思います。
では、投資信託とETFの違いとは?

ETF(Exchange Traded Funds)を日本語で「上場投資信託」といいます。日本語のほうが分かりやすいですね。
つまり、ETFは投資信託の一種で、証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指標への連動を目指す投資信託のことを表します。

投資信託にはETFの他、非上場の投資信託もあります。実は、ETFよりもこの非上場の投資信託のほうが大部分を占めており、私たちは投資信託のうちのごく一部の上場している投資信託(ETF)を購入しているということです。

投資信託ETF(上場投資信託)
取引場所証券会社や銀行を通じて市場外で取引証券取引所でリアルタイムに取引(株取引と同様)
価格決定方法1日1回基準価額(NAV)で決定市場価格がリアルタイムで変動
売買タイミング決まった時間にまとめて注文が処理される市場が開いている時間であればいつでも売買可能
手数料構造信託報酬が主で、売買手数料はかからない信託報酬は低めだが、売買手数料がかかる場合が多い
投資単位基準価額を基に決まる少額から1口単位で購入可能
運用の柔軟性積立投資に適しているリアルタイムの取引に適している
分配金再投資型や受取型を選択可能分配金は現金で受け取ることが多い

どちらがより優れている、ということはありません。
自分の投資スタイルに合わせて選択することで大きなリターンを得ることも可能です。

実際に投資してみよう!となった時に、どういった投資スタイルが自分にあっているか?どういった投資手法があるのか?事前に知っておくと、よりおすすめの記事が見つけやすいでしょう。

  1. 分散投資
    卵を一つのバスケットに入れるな」という言葉が示すように、資産を複数の投資先に分散することで、特定の投資が失敗した場合のリスクを軽減できます。
    特定の資産が値下がりしても、他の資産でリスクを補うことができるため、異なる資産クラスや地域、業界に投資することで、リスクを分散することが可能です。
  2. ドルコスト平均法(Dollar-Cost Averaging, DCA)
    定期的に一定額を投資する戦略で、価格が高い時も低い時も購入するため、平均購入単価を平準化できます。長期的な視点で、価格変動の影響を抑えることができるとされています。
    積み立てNISA、新NISAにおけるつみたて投資枠がこのドルコスト平均法の考えで購入しています。
    株価が下がれば購入株数が増え、株価が上がれば購入株数は減りますが株の評価は上がります。
    このドルコスト平均法を覚えておくと、株価の乱高下とともに気持ちが乱高下することなく、穏やかな気持ちでいることができます。
  3. バリュー投資(Value Investing)
    市場価格が本来の価値よりも低いと判断される銘柄に投資する戦略です。(この判断指標は次回ご紹介します!)
    企業の財務状況や成長見通しを分析し、割安な株を買い、長期的に保有することで利益を得ることを目指します。
    ひとつひとつの企業の価値を吟味して選定するので、購入までに時間がかかります。ですが、宝探しのようですし、その企業を応援したい!と思えるような会社に出会えると嬉しい気持ちになります。
    私は香料が気になっていたので香料関連の株を購入したのですが、2倍の株価まで上昇しました!売却益目当てであればこのまま売却でも良いですが、私は企業を応援することが目当てなので現時点では売却はしないつもりです。

    ゲームが好きであればゲーム会社に投資したり、スポーツが好きであればスポーツ関連の会社に投資したり、投資信託にはない面白さがあります。
  4. グロース投資(Growth Investing)
    成長が期待される企業の株式に投資する戦略です。短期的には価格が高めであっても、将来的な企業の成長に伴う株価上昇を見込んで投資します。
    これもひとつひとつの企業を吟味する必要があります。IPOやエンジェル投資などがイメージに近いと思います。
    私も実際に大学発のベンチャーに投資をしていますが、残念ながらまだ芽は出ていません。でも、自分の興味のある分野の企業に投資をしているので、株価としては非常に低迷していますが、最新情報をキャッチアップするなどして、アンテナを張る理由になるので助かっています。
    一般的にグロース投資はハイリスク・ハイリターンの傾向があります。当たればテンバガー(10倍株)、外れれば紙屑となる可能性が高い投資手法です。
  5. リバランス(Rebalancing)
    ポートフォリオ内の資産配分を、当初の投資目標に合わせて調整する戦略です。資産の価値が変動することでポートフォリオのバランスが崩れた際に、売買を通じて元のバランスに戻します。
    人によって最適な資産配分は異なりますし、年齢や情勢によっても異なります。インフレであれば株を多めに、デフレであれば現金を多めに、若いほど株を多めに、年齢があがるほど現金を多めに、などその時々で最適なポートフォリオを組みなおすことをおすすめします。
    私は面倒くさがりなので、株多めのまま推移しています💦
    ライフイベント(結婚、引っ越し、出産など)のタイミングで見直す程度でも良いと思いますよ◎
おわりに

投資の世界は奥深いですね。
少しづつ慣れていきましょう。
次回は投資の代表的な指標をご紹介したいと思いますので、次回以降も見ていただけると嬉しいです!

それではまた次回

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